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日 時 |
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2011年8月4日(木)17:00〜20:00 |
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会 場 |
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Sun-mi TAKAMATSU |
出席者 |
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11名 |
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今回は、3月の例会が3.11の大震災で中止となったため、1年ぶりの会合である。場所は常連の銀座Sun-mi TAKAMATSU、久々の顔合わせとなりました。
渡辺幹事(OAC)より開会の挨拶があり、本日の欠席者の報告、本日のテーマなどが話され、引き続き尾形会長(東京グラフィックデザイナーズ)の挨拶と乾杯で一気に会は盛り上がりました。会長は大震災に触れ、「今、企業が為すべきことを痛感した。当社は義援金をどうするかを考えたが、赤十字や他の機関に寄金してもどうも届かない。ならば震災孤児のために足長育英会に寄付することに決めた」と話されました。
また佐々木氏(アドブレーン)より「OACは今回、義援金の募集をした。仙台の東北電子専門学校に全額寄付をしたわけだがその経緯を知りたい」との質問に、鈴木理事長より「このたびは、大震災復興義援金募集で150万の寄付を頂戴した。大震災のアンケート調査の中で最大の被災にあったのがこの学校であり、会員社ではあるが、直接学生のために使っていただくことができると判断し、理事会で決定いたしました」との報告があり、また渡辺幹事より「理事長の話の補足となるが、この学校は分校が仙台に2校あり、全壊または半壊し、設備は全部流された。複数の学生が亡くなり、多くの家族が犠牲になった。身内の大惨事を先ずは優先いたしました」と説明されました。
震災の話しに触れ、関西の山田崇雄氏(TCD)からは「阪神大震災の時に真っ先に当時の理事長鶴岡さんが駆けつけていただいた。今でもその思いが忘れられない」と、語られました。
「企業にとって危機管理は大切。次世代の方達へこの教訓を伝えなければ」と尾形会長は締めくくられました。
さて、渡辺幹事よりひとつの提案が出されました。それは先頃の総会で問題にされた「個人会員」についてどう考えるか。諸先輩のご意見を伺うことになりました。
「OACはもともと個人からはじまり社団法人化した経緯がある。賛助会員に個人はあるが、それはカメラマンとかイラストレーターとかの職種を対象とした。もし、個人会員を正会員とするならば、よくよく慎重にかつ仕組みを考える必要があるのでは」と、鶴岡氏(ADKインターナショナル:旧 創美企画)。「社団法人とは、法人格を持つ企業の集まりであり、社員を育成し、生活を保障し、税金を払う義務がある。個人との受け持つ責任が全く異なる。個人会員は反対だ」と、佐々木氏。「世の中は変わった。ひとつのプロジェクトがあると皆個人が集まり仕事をする。大企業にいた者も個人の資格で参加する。あながち個人の資格で仕事をすることが普通になるのでは」と尾形会長。等々、ご意見をいただいた。なお、尾形会長から「自分は今年80歳を迎えた。会長を何方かにお願いしたい」と辞意を表されたが、適任者は見当たらず全員で却下。引き続き永久会長でお願いすることになりました。
終わりに祖父江氏がひと言、「良き友達が持てたことが幸せだ。OACは突き詰めて言えばコミュニケーションだ。同じ志を共有することが大切。感謝したい。」と。約3時間の熱烈な会合でした。
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