THE ORGANIZATION OF ADVERTISING CREATION
OAC 社団法人 日本広告制作協会
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■クリセン
第2回「人を動かすコピー」の開催報告
 

開催日 2013年8月10日(土) 14:00〜17:30
場 所 日本広告制作協会 会議室
講 師 鰍`DKアーツ 山本宏雄氏
参加者数 社会人 8名、学生6名 計14名
山本さんの自己紹介から始まった今回のクリセン「人を動かすコピー」。 早速、ワークショップに移ります。今回はとにかく、書かせることに主眼を置いています。

【オリエンテーション資料】
「新しいモーニング・サービス」の広告作オリエン当社は画期的な経営システムを導入するだけでなく、優れた流通システムを開発することで、モーニングコーヒー100円という競合他社ではありえない低価格での提供を実現しました。

ブラジル産高級豆を使用。独自のアルメニアン焙煎法を用いて、最後の一滴まで、風味や香りを失わないコーヒーに。

コーヒーカップには、新進気鋭のプロダクトデザイナーであるミサカ・イエーガーが制作。シンプルなカップやグラスが、コーヒーの黒を引き立て、視覚でも味を楽しめます。

店内の内装には、木を中心としたナチュラル素材を使ったデザインにし、ゆったりとしたソファータイプの座席を全国200店舗、各300席ご用意しております。

提供時間は、朝6時から11時まで。お一人さま一杯のみ。
期間は、2150年12月13日まで。

サービス告知用の店頭ポスターA1と、交通広告、中吊りワイドの制作をお願いいたします。予算は、お値打価格で。撮影は不可。コーヒーとカップの写真の提供いたします。掲載期間は、10月10日から3ヶ月。

マウンテンブック・コーヒー




山本さん、まずはオリエンの重要性を説きます。
1.説明を理解すること
2.ポイントを押さえること
3.正解であろうことを見つけること
*資料も配布されるが、資料に無いことを言ってそこが重要だったり・・・

山本さん、参加者にオリエンの内容を確認していきます。

さて、実践です。

◆店頭ポスターのコピーを考えよう!




・朝だけ100円
・朝100円のひととき
・100円でおいしいコーヒーを
・目覚めの黒
・本格派ブラジルコーヒー。朝限定。
・・・

山本氏は言います、100円が入ってないとアウト!
時間帯が入っていないのもダメ。店頭と言う媒体を考えて、端的に、わかりやすく、スピード感を持ったコピーになっているか、それだけ魅力、ベネフィットを伝えられるか。

そこで今度は、朝、100円を重要視し再度みんなでトライ!





徐々に高まってきました。

さて、15分休憩をはさんで、今度は「クリエイティブ・ツリー」で連想ゲーム。

まず真ん中に自分の名前を書きます。



そして、自分(自分の名前)から連想する自分のいいところを周りに書いていきます。
次にその周りに書いたものの中で一番しっくりくるものを選んでまた真ん中へ。


リョウくんは、天パ(天然パーマ)を選びました。

更に、天パから連想することを周りに書いていきます。また、そこからしっくりくるものを選び・・・



最後に、リョウくんの隣の人が周りに書いたものの中から一つ選択します。
選ばれたのは・・・

「じめじめ」でした。

最後に、「じめじめ」が入った自分のキャッチコピーをつくります。

出来たのは、
「まじめ、じめじめ」

リョウ(名前) ⇒ 天パ ⇒ 湿気 ⇒ じめじめ ⇒ まじめ、じめじめ

山本さんの狙いは、自分でも気付かない連想があるということ。

さて、最後の課題です。
先ほど店頭ポスター用のコピーを考えた、朝11時まで100円のコーヒーですが、今度は「中吊りワイド」の広告コピーを考えます。





書いたものを貼りだしていきます。
最後に参加者一人3枚の付箋を良いと思ったところに付けていきます。
何故それを選んだか。その選び方も大事。と、山本さん。票はいろいろと分散しましたが、最後は山本さんがこの二つをチョイス。



最終的に山本さんが選んだのは・・・





選ばれたコピーを書いた彼女には、山本さんから本のプレゼント。
(自腹だそうです)

これにて終了です。

後日、山本さんからコメントが届きました。
「今回もたくさんの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。前回同様の実践的な課題と授業展開にプラスして、いろんな確度からひたすら言葉を書きつづけるという、他のコピーライター講座では体験できない授業ができたと思っています。ではでは」

山本さん、既に今期中に2回目を開きたいと自己申告中です。もちろん、やりましょう。来年春が来る前にでも。


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