THE ORGANIZATION OF ADVERTISING CREATION
OAC 社団法人 日本広告制作協会
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■クリセン
「“売れる”プロモーションプランニング 」
〜勝負に勝つには、あ・い・こが大事!?〜
 

開催日 2013年12月7日(土)14時〜17時30分
場 所 日本広告制作協会 会議室
講 師 (株)博報堂プロダクツ 公本樹祥氏
参加者数 社会人 1 名、学生 6 名 計 7 名
公本さん、白板にこんな図形を描きました。

さて、ここで問題。

「ここにある9つの点を必ず通って
一筆描きを完成させなさい」
さて、みなさんならどうしますか?答えはこのリポートの最後にご用意しました。
◆「プロモーションプランナー」って何だろう?
実例をあげて公本さんは話しだしました。その上で、

『売場は、戦場です。各メーカーは、しのぎを削って、シェア争いをしています。
その戦いに、勝ってもらうために、我々は日夜、考えを巡らし、行動し、必要な解決策を実施します』
◆では、プロモーションプランニングとは?
『どうやったら、好きになってもらって、買ってもらえるか、
動機をつくり実行すること』
公本さんは、受講者の皆さんに聞きます。企画することってどんな印象を持っていますか?と聞きます。するとみんな難しいと応えます。
土日のデートどこいこうかなとか、就職活をどうやっていこうか、とか色んなことを考えていませんか?皆さんそれぞれ企画しながら毎日を生きていませんか。と、公本さん。
先ほどプロモーションプランニングとは動機をつくり実行することと言いました。
動機づくりは、
「ストーリー」と「仕組み」を描けばいい!
「ストーリー」と「仕組み」の描き方 ①
◆目的/目標/課題を正確に認識・設定する。
オリエンシートを鵜呑みにせず、キーマンや決定権者の意向まで把握する。
  • 目的:何をするための企画か?
  • 目標:数字的約束
  • 課題:目標を達成するためにもっともクリアすべき問題のまとめ
「ストーリー」と「仕組み」の描き方 ②
◆購入動機をつくり、言葉化する。
課題をクリアするために、いちばん商品の強みが刺さるターゲットの
インサイトを明らかにし、コンセプトを決める!
言葉にするポイントは
IMPACT/COMPACT
「ストーリー」と「仕組み」の描き方 ③
◆購入までを時系列で購買デザインする。
コンセプトをもっとも届かせるコアアイデア(施策)を中心に、
タッチポイントを張りめぐらし、意図した行動に喚起する。
  • コアアイデアと施策の関係が明確で、行動が起きそうか。
  • これまでにない・真似できないアイデアになっているか。
  • 複雑になっていないか。シンプルに行動促進しているか。
「ストーリー」と「仕組み」が上手くいくか
=お客様に選んでいただけるか(勝負に勝つか)をチェック!
  • あなただけ
  • いまだけ
  • ここだけ
 
その企画はこの要素を満たしていますか。
頭文字を取った あ・い・こ になっていますか?
さて課題です。
女性下着の新規客獲得にともなう販売数増を目的としたプロモーションプランニングを考える。
目的 既存客のリピート購入促進だけでなく、○○周年を機に新規客獲得
目標 前年比110%
課題 大きな話題による試着促進
ターゲット 28 歳前後の女性
商品特徴 着けごこちNO.1
ポイント 全国約1000 店舗。試着すると7 割が購入
予算 8,000 万円(TVCF 予算以外)
展開時期 バレンタイン〜ホワイトデーを中心に
さあ、グループに分かれて考え出します。
この後、発表だったのですがカメラの電池が切れまして・・・
みんな頑張ってプレゼンして、公本さんは実際にこの課題で取組んだ実例を紹介。
みんななるほど!の表情。プロモーションプランニングの面白さに引き込まれたようです。
そして、終了。
みんな帰るかと思いきや、公本さんを囲んでまだ話をききたいとなり・・・
急遽打ち上げです。
みなさん、ありがとうごうざいました。
おっと最初の問題の解答です。
枠をはみ出すと言う発想。自分の固定概念を取っ払わないといけませんね。
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