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OAC 社団法人 日本広告制作協会
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■教育現場と制作現場をむすぶ情報交換会の報告

教育現場と制作現場をむすぶ情報交換会の報告
日 時 2013年9月6日(金)14:00〜
会 場 武蔵野美術大学新宿サテライト
参加学校・会社 【学校】
・アーツカレッジヨコハマ・大阪コミュニケーションアート専門学校・女子美術大学・デジタルハリウッド大学・東京工芸大学・東京デザイン専門学校・東洋美術学校・日本工学院八王子専門学校・日本デザイナー学院・町田市立南中学校・武蔵野美術大学・山脇美術専門学校・横浜デザイン学院・横浜美術大学
14校23名
  【制作会社】
・(株)揚羽・(株)エージー・(株)AZホールディングス・(株)オックス・(株)カヤック(面白法人カヤック)・(株)ギャプライズ・(株)ジェイスリー・(株)スタヂオ・ユニ・(株)電通テック・(株)博報堂プロダクツ・(株)フロンティアインターナショナル・フューチャーインスティテュート(株)・ポリゴンマジック(株)/ジープラ(株)・(株)ベルズ(日本制作広告協会)・(株)ペンと鍬(日本制作広告協会)・(株)ボーンデジタル・鞄本デザインセンター
16社19名
黒須治部会長の司会の下、鈴木清文理事長による開会のご挨拶に続き、佐藤良仁理事より、近年言われている若い人のコミュニケーション力の低下について問題提起がなされるとともに、多様な視点からのディスカッションへの期待が語られました。


- 第1部 -
大学・専門学校におけるコミュニケーション力養成の取組2名のパネラーの方に、それぞれの取組みなどを語っていただきました。


まず、横浜美術大学 門田文隆氏からは、1年生に対する指導について資料を基に説明していただきました。特に、毎年夏休みの終わりに一泊二日の泊まり込みで行われる研修会では、「行きたくなかったけど、行って良かった」という学生の声が紹介され、大きく変化する学生の様子が語られました。




続いて、日本デザイナー学院の齋智英氏より、「渋谷プロダクツ科」で実践されている教育についてご紹介いただきました。「名刺の制作と交換」、「プレゼントカード」、「告白としてのプレゼンテーション」など、多彩な授業を通じて、学生のコミュニケーション力が培われていく様子が伺われました。



制作現場で求められるコミュニケーション力とは 2名のパネラーの方から、制作現場の声を語っていただきました。
株式会社電通テック 小山一博氏からは、制作現場の状況とそこから求められる人材として、2つのコミュニケーション能力を持つ、クリエーティブプロデューサー職の紹介・説明をいただきました。また、先日開催された「世の中ちょっと良くする展」の映像による紹介や、入社後の社内研修にまで踏み込んだお話を伺うことができました。



その後に登場した株式会社ギャプライズ 鈴木隆司氏は、同社の「いつも心にエンタテイメント」という理念に基づき実践している、数々のユニークな取組みを紹介してくださいました。「ぬいぐるみ福利厚生」「」「チョモランマ制度」など、社内の活発なコミュニケーションのあり方が伺われる内容でした。



- 第2部 -
フリーディスカッション
参加された方、全員参加でのフリーディスカッションが行われました。



・コミュニケーション能力の低下を具体的にどういうところで感じるのか?
・浅いコミュニケーションに変化しているのではないか。
・むしろ若い人以外の方に問題を感じることもある
等、コミュニケーション力を巡ってそれぞれの意見が交わされました。
また、初めて参加された中学校の先生から、中学校の現場で起こっているコミュニケーション力の低下の現実、美術の時間の減少の影響等、率直に語っていただき、考えさせられる内容となりました。

その後も、
・コミュニケーション力は必ずしもよくしゃべるということではない、反対の方が伝わることもある

・同様に「聞く」ことも大事なコミュニケーション力
・「ほめる」ということがキーワード



・パターン化することへの危惧
など、参加者各自の現実と交差した意見が幅広く述べられ、活発な議論となる中、共通して語られたことの一つに、このような現実を踏まえて、これからはコミュニケーションが発生する「場」・うまく受けとめる「しくみ」を作っていくことが、一層求められるのではないかという意見が得られました。



最後には本日の参加者同士で名刺交換を行い、予定時間を超えて有意義な交流の時間となりました。


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