続いて、日本デザイナー学院の齋智英氏より、「渋谷プロダクツ科」で実践されている教育についてご紹介いただきました。「名刺の制作と交換」、「プレゼントカード」、「告白としてのプレゼンテーション」など、多彩な授業を通じて、学生のコミュニケーション力が培われていく様子が伺われました。 |
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制作現場で求められるコミュニケーション力とは
2名のパネラーの方から、制作現場の声を語っていただきました。 株式会社電通テック 小山一博氏からは、制作現場の状況とそこから求められる人材として、2つのコミュニケーション能力を持つ、クリエーティブプロデューサー職の紹介・説明をいただきました。また、先日開催された「世の中ちょっと良くする展」の映像による紹介や、入社後の社内研修にまで踏み込んだお話を伺うことができました。
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その後に登場した株式会社ギャプライズ 鈴木隆司氏は、同社の「いつも心にエンタテイメント」という理念に基づき実践している、数々のユニークな取組みを紹介してくださいました。「ぬいぐるみ福利厚生」「」「チョモランマ制度」など、社内の活発なコミュニケーションのあり方が伺われる内容でした。 |
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- 第2部 -
フリーディスカッション
参加された方、全員参加でのフリーディスカッションが行われました。
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・コミュニケーション能力の低下を具体的にどういうところで感じるのか?
・浅いコミュニケーションに変化しているのではないか。
・むしろ若い人以外の方に問題を感じることもある
等、コミュニケーション力を巡ってそれぞれの意見が交わされました。
また、初めて参加された中学校の先生から、中学校の現場で起こっているコミュニケーション力の低下の現実、美術の時間の減少の影響等、率直に語っていただき、考えさせられる内容となりました。
その後も、
・コミュニケーション力は必ずしもよくしゃべるということではない、反対の方が伝わることもある
・同様に「聞く」ことも大事なコミュニケーション力
・「ほめる」ということがキーワード |
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・パターン化することへの危惧 など、参加者各自の現実と交差した意見が幅広く述べられ、活発な議論となる中、共通して語られたことの一つに、このような現実を踏まえて、これからはコミュニケーションが発生する「場」・うまく受けとめる「しくみ」を作っていくことが、一層求められるのではないかという意見が得られました。 |
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最後には本日の参加者同士で名刺交換を行い、予定時間を超えて有意義な交流の時間となりました。 |
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