■そして2011年3月11日
その日、石川氏は「さよなら人類。展」の初日を迎え、19時からの朝倉勇氏と細谷厳氏の対談の準備をしていたそうです。しかし、14時46分あの大震災で
1.イベント中止を決定
2.招待者全員(200名)に連絡
3.帰宅困難者の受け入れ決定
4.会社のBCP(business continuity plan:事業継続計画)緊急会議
その日、まだ一度しか面識がなかった佐藤尚之氏からtwitterでこんな依頼があったそうです。
「情報はライフライン。今からもっとも必要になる。一緒にやってくれるかな」
石川氏は何をどうするかなどわからないまま、OKと連絡。 これが「助けあいジャパン」の始まりだそうです。
また石川氏もtwitterで「M9.0世界最大級となったのか。じゃ、今後復興のためのエネルギーも愛も、世界最大級にしなくちゃ!」とつぶやいたそうです。
そして決断したそうです。会社の採択権限を役員に完全委譲しようと。つぶやいた以上、責任をとろうと。
決断したら行動は早い。当時の松井官房副長官、仙石官房長官に自主プレゼンを行い3月18日にはface bookサイトをオープン。3月22日は本サイトオープン。復興庁と連携し、情報提供を通じて復興を支援する民間プロジェクトとして現在も活動中です。
助けあいジャパン
助けあいジャパン内、「情報レンジャー」サイト
助けあいジャパン内、「きっかけバス47」サイト
多くの学生を実際に被災地の現状を見てほしい。復興に関わるきっかけになってほしい。 そんな想いで始めた「きっかけバス47」。
*「きかっけバス」に参加する学生の参加費は無料。「EADY FOR」サイトを活用して実際に被災地に連れて行く金額を募って実現させているそうです。
*「READY FOR」は"実行者"を支援する日本初のクラウドファンディング。夢を持つすべての"実行者"がアイディアをサイト上でプレゼンテーションすることで、多くの人から支援金を集めるサイト。
「READY FOR」
さて、震災から2年が経過し事業を受け継いでいかなければ先に進まない。佐藤尚之氏とフルタイムで活動できるリーダーが必要だと相談し、代表を若い野田氏に譲りこれからは継続的にバックアップすることにしたとのこと。
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