新年明けましておめでとうございます。
世界的なコロナ禍の中で新年を迎えましたが、昨年の冬至は西洋占星術によると
「グレート・コンジャクション」と呼ばれる重要な日だったそうです。
星の動きでは、「幸運の木星」と「試練の土星」という対極的な惑星が重なりました。
これは豊かさの価値観が、目に見える物質的なものから、情報やコミュニケーションなど、
精神的なものへとシフトチェンジすることを意味しているのだそうです。
気が付けば私たちの周りでは、働き方やライフスタイルそのものが対面からオンラインへとシフトし、社会や生活のあらゆる領域に於いて、情報やコミュニケーションの在り方が問われる時代が既に始まっています。
今まで当たり前だと思っていた、対面で人と会う、行きたい場所へ行きたいときに移動するということが叶わなくなり、疎外感を感じてしまう場面も多かったように思います。
そんな中、OACは昨年「離れていても、つながろう。」のスローガンを掲げました。
コミュニケーションが対面からオンラインになろうとも、人と人が、物理的な距離に隔てられようとも、たとえどんなにテクノロジーが進化し、世の中が変化しようとも、
人と人との「絆」は変わらないという想いと決意をこのスローガンに込めています。
これまでにOACが取り組んできた様々な活動の一つ一つを振り返ってみても、
この想いはずっと込められていたことに改めて気づかされます。
私たちの携わる「コミュニケーションデザイン」には、厳しい時代を迎えた今こそ
発揮できる力と果たすべき使命があるのだと思います。
人と人、人と社会をつなげることで、豊かな価値を生む。
つながりの一つ一つ、そのすべては未来につながる一歩となることを信じて
OACは2021年も前に進んでいきます。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
公益社団法人日本広告制作協会 理事長 梶原鉄也