第6回 想いを伝える
カードデザイン大賞
各受賞作品 発表
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第6回想いを伝えるカード大賞
10月24日思い出のりのりのりのり塩佐藤 渚紗 さん
選考理由
〇 佐藤 ねじ
想いを伝えるカードデザインというお題で、ふつうは「カードを開いたときに、どんな表現するか大喜利」になると思います。ですがこの作品は、一回で読み終えない、何度も読める熱量・デザインになってて、そこが特にすばらしいです。「手紙をもらった翌日以降のデザイン」というか。そういう新しい体験が入っていますね。
〇 岸田 奈美
すべてがチャーミングで、二人の関係性もポテトチップスと一緒に真空パックしたかのよう。こんなのあったね、と何年後かに笑いながら取り出す光景が浮かびます。
〇 岡野 大嗣
思い出は、ざっくり「たのしかった」「うれしかった」のラベリングでパッケージしてしまうと、遠くから振り返ったとき、あるいは他人が見たときに、全部同じように思えてしまうことがあります。この作品は、ポテトチップスの1枚1枚異なるかたちに、二人で過ごした一瞬のかけがえのなさを重ねているようで惹かれました。一瞬の光景を写真に、一瞬の前後にあった心の動きを言葉に。ひとつひとつの思い出が結晶化されたようなチップスです。 -
佐藤 ねじ 賞（審査員賞）
いつも伝えられない感謝関口 綾 さん
選考理由
「ありがとう」を変化球で表現されてて美しいです。いつも使っていた時計、5:10という時間を見ることで、ありがとうと直喩で言われるのとはまた違った、その時の情景が浮かぶような届き方がしそうだなと思いました。 -
岸田 奈美 賞（審査員賞）
5月3日あなたと過ごしたい時間林 希芠 さん
選考理由
遠い国にいる恋人から届くメッセージを読みながらわきあがってくる感情……おどろき、よろこび、せつなさ、なつかしさにあわせて、ストーリーが進んでいくような切り絵のアイデア。読んだときの気持ちを、開くたびに何度も再生してくれそうな仕掛けです。 -
岡野 大嗣 賞（審査員賞）
1月8日心の支え岡田 癒色 さん
選考理由
直感的に「この先何度も思い出すことになるんだろうな」という時間に立ち会うことがあります。
そういうとき、目にする景色の解像度が異様に高くなっている。やたらと細部に目がいく。無意識の「忘れたくない」の思いがそうさせるのかも。この作品の丁寧な手作業には、「忘れたくない」の強い思いが感じられました。
カードを受け取ったご両親の脳裏には、お参りの行き帰りで交わした会話や目にした景色まで蘇ってきたのではないでしょうか。 -
KOSE 賞（協賛企業賞）
6月15日おめでとうの珈琲屋みくじ片岡 菜々子 さん
選考理由
お誕生日をおみくじで祝うというアイディアと、全てのくじが大吉以上になっているユニークさが素敵だなと思いました。振るとおみくじが出てくるという仕組み等、細部まで非常に丁寧に作られていると感じました。
「がんばって」「いい1年にしてね」ではなく、「息抜きしてね」「お疲れさま」というメッセージが、誕生日を特別視するのではなく、ご友人の日々の幸せを心から願っている気持ちが感じ取れました。日頃から片岡様がご友人のことを沢山見てきて、よく理解されているからこそ出てくる、優しさで詰まったメッセージだなと心が温かくなりました。
株式会社 コーセー
宣伝部
山内鞠那 -
クリンスイ 賞（協賛企業賞）
11月26日私と祖母をつなぐ歌舞伎中川 愛望 さん
選考理由
第一印象、しっかりとした歌舞伎の表現に圧倒され、短くも歌舞伎好きなお祖母様の心をくすぐる手紙に、受け取ったお祖母様がわくわくする姿が目に浮かびます。
伝えたいことを、受け取り手が、目で、言葉でしっかりと受け取れる、とてもストレートで力強い作品だと感じました。
三菱ケミカル・クリンスイ株式会社
広告宣伝部
戸越 隆弘 -
OAC特別賞
5月28日はじめての田植え記念日いけの よしこ さん
選考理由
OACでは担当委員15名で審査を行い、もっとも得票の高かった作品がこちらです。田植えをし、秋の収穫を待つ楽しみが伝わってきました。田植えの後のお弁当も美味しそうです。
自分でつくったお米を食べるのも、楽しみ！手塩にかけて育てただけに、塩むすびにするのかな？ おめでとうございます。